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社会  投稿日:2017/11/9

あのブロードウェイミュージカル劇場版、日本へ

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 Japan In-depth編集部 庄司・小寺

 

『アリージャンス/忠誠』

今回、このブロードウェイミュージカル作品の劇場上映が日本映画史上初の試みとして実施されることになった。

11月10日からの3日間限定の公開に先立ち、9日東京・恵比寿にて、世界的に有名な日系人俳優であるジョージ・タケイ氏、プロデューサーのロレンゾ・シオーネ氏、今、ブロードウェイで注目されるアジア系ミュージカル女優のエレナ・ワン氏が来日し、舞台挨拶を行った。

 

ブロードウェイミュージカル「アリージャンス/忠誠」とはー

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写真)アリージャンス公式ウェブサイトより

 自由の国アメリカが犯した史上最悪の市民権侵害と呼ばれた歴史の1ページを描いたミュージカル。時代は、真珠湾攻撃が勃発した第二次世界大戦下。祖国アメリカから「日系人である」という罪で、日系人強制収容所での生活を強いられた日系人家族の実話を元にした物語。その実際のモデルとなったのは、今作品で主演のひとりとして登場するジョージ・タケイ氏の家族の実体験。

この舞台は2012年9月、カリフォルニア州サンディエゴで初演された。2015年10月から2016年2月、ブロードウェイで上演された。

その後、アジア系ミュージカルの金字塔として、ブロードウェイミュージカル史上「記念碑」と呼ばれるようになった今作。ブロードウェイ公開後は、映像作品としてアメリカ、カナダにて610館以上の映画館で上映され、特別イベント上映としては、当時の最高記録を更新した。

 

 今回の記者会見では彼らが作品に込めた想いや、今このミュージカルが日本を始め世界にとって重要な理由について語った。

 

今回の東京初上映には特別な想いがあるというジョージ氏。

「このミュージカルを、100万人の、47都道府県の人に見て欲しいという熱い想いを持っている。言葉に表せないくらい、今の東京にこの作品を持ってこられたことを光栄に思う」と語った。

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写真)Japan In-depth編集部 

左:ロレンゾ・シオーネ 右:ジョージ・タケイ

ジョージ氏は自身が同性愛者であることをカミングアウトし、LGBTの権利のために、様々な活動を行っている。日本でも性の多様性を認める社会になってほしいという活動家としての想いを述べた。

「渋谷区が同性愛の結婚を認めたことは、次の世代に繋がる大きな一歩だったと思う。アメリカでは2003年マサチューセッツで、2008年にカリフォルニア州、2015年に全米で同性愛の結婚が認められています。渋谷区が今回認めたということは、ある意味より健全な日本になっていく第一歩だと思っている。東京は変化と共に新しいアイディアで溢れた街なので、また3年後(2020年)に国の代表が集まる機会にここを訪れることを楽しみにしている」

 

 日本でのミュージカル上映の可能性は?―

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脚本兼、プロデューサーでもあるロレンゾ氏が、今後の展望について述べた。

写真)Japan In-depth編集部 

「この作品は人間性を描いた普遍的な作品なので、最初に携わった時から世界中の人に見て欲しいと思っていた。映像化の利点は、ブロードウェイの素晴らしさをそのまま伝えられること。しかし、新しい息吹が吹き込まれるという意味で、もちろん近々、日本でもミュージカル上演をしたいと思っている」

 

日本での上映に際し、ジョージ氏からのメッセージー

「物語に出てくる架空の家族、木村家は、歴史的事実により家族がバラバラになり、自分の尊厳なのか、家族を守るべきなのか、自分がどのように選択するのかが個人に委ねられた。しかし今の時代も、技術が発達し、教育や福祉の現場でもロボットが活躍する中で、自分がどのような選択をするかが個人に委ねられるようになったと思う。“自分が何者であるか”を見つけていくこと、そして、“家族とは何か”、という概念が、今世界的に問われている。家族の枠組みを超えて、自分とは何かを改めて伝えていきたい。」と述べた。

 

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写真)Japan In-depth編集部 
11月9日恵比寿ガーデンルーム記者会見

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