[Marie]既婚女子にも未婚女子にも「おめでとう!」を言ってもらえない花嫁・女は嫉妬と比較で構成されている生き物である!
最近、自分の周りがとんでもないことになっている。
この3、4ヶ月程度の間に、結婚報告がなんと12組もあったのである。
といっても、「Marieなんかに教えたってしかたねーや」もしくは私の存在すら記憶にない私が友人だと思い込んでる妄想友人もいれたら、もっといるかもしれないのである。意外にベビーブームが来ちゃったりして。や、まったくもってこれは喜ばしいことである。
といいつつ、花嫁にとって悩ましいのが同性への報告、であるようだ。
自分もそんな色気がまったくない人生を送っているわけではないが、今々は四十路を迎えた独身であり、日〇Womanなんてものを熟読し、「65歳時独身の女は葬式代入れて貯金2,500万要かぁ。」「40超えた女が結婚できる確立は1%未満、ね」(これはどっかのサイト情報)などと冷静に「痛さを受け入れている女」なので、結婚式に呼ばれても別に羨んだり、チェっと思ったりするフェーズはとっくの昔に超えていたりする。
しかし、いわゆるアラサー軍団はそうでもないらしい。このところ、結婚の決まったその年代の女子友から「〇〇ちゃんに結婚式の招待をしたのに、返信をくれない」「プロポーズされたことを報告したのに、おめでとうも言ってもらえなかった」などという相談が相次いでいるのである。ぶっちゃけて言えば、最近自分も同じような想いをしたので、これらの女子の嘆きはよくわかる。
だがしかし、逆もわかるのである。
例えば、「おめでとう」をいってくれない友達はシングル女子だけではない。既婚女子も含む。シングル女子は「もう結婚の話とか、彼氏出来ました報告はうんざりだよ、他人の幸せまで祝ってあげる余裕なんかねーし」というのが正直なところであるし、式に呼ばれればお金も飛んで行くわけで、まぁこれは分かりやすい心理である。
既婚者の場合は、「結婚なんてそんないいことばっかじゃないし。楽しいのなんて3ヶ月もすりゃなくなるわ。妥協と忍耐の毎日よ、けっ」ってところ。まぁ、これもわかる。
つまり、である。
シングル女子は「パートナーがいることへの羨ましさ」と「自分はどうしてそこにたどり着けないのか」という気持ちで悶々とし、既婚女子は「自由であることへの羨ましさ」と「結婚で失ったものへの未練」で悶々とするのである。
要は「嫉妬と比較」なのだ。そしてこれは多くの女子に常に付きまとう悪しき特性である。しかし、それがいかに不毛なことか、について、次項にて考察したいと思う。(というほどでもないけどね)
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【プロフィール】
1973年10月5日生まれ。秋田生まれ。東京在住。都内に住んではや5年以上経つが、今でも西東京は足がすくんで入れない、心は生粋の千葉人。Marieはもちろんペンネーム。
MSc in Social Science, Bristol University修士、大学勤務を経て、33歳にしてIT企業のシンクタンクへ最初の転職。後に、ITベンチャーにて事業開発を担当、現在はネット広告系の企業勤務、企画職。