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.社会  投稿日:2021/5/24

大規模接種センターで打ってきた


安倍宏行(Japan In-depth編集長・ジャーナリスト)

【まとめ】

・新型コロナワクチン「大規模接種センター」が東京と大阪で開所。

・接種までの流れはスムーズで終了まで30分程度。大きな混乱はなし。

・センター接種対象は今後拡大、政府は7月末高齢者全員接種目指す。

4月24日、防衛省の新型コロナワクチン「大規模接種センター」(以下、センター)でのワクチン接種が東京と大阪で開始された。東京都・世田谷区在住の筆者は当初、区の予約を取ったが、第1回目の接種が7月中旬と遅かったので、17日から始まったセンターの予約で初日の24日午前9時半の予約を取った。9時前に到着すると多くのメディアが接種を終えた人にインタビューしていた。

東京センターはオフィス街の離れにあり、一般の人が普段訪れる場所ではないため、近くには接種に訪れた人が迷わないように大きな電光掲示板や、プラカードを持ったスタッフなどが配置されていた。


写真)警視庁による移動式電光掲示板
ⓒJapan In-depth編集部


写真)要所要所に配置されている接種センターの案内係
ⓒJapan In-depth編集部

今回、政府のシステムと自治体のシステムは連動していない。そのため、二重予約が可能である。政府は、二重予約した人は速やかにどちらかの予約を取り消すよう注意喚起している。また、当初は要請していなかったが新たに、自治体ですでに予約している人は、センターの予約をしないように呼びかけている。二重予約した人の取り消し忘れなどでワクチンが当日余ったりする混乱を避ける狙いがあるものと思われるが、両方で予約が出来てしまうシステムなので、各人の良識に頼るしかない。

図)大規模接種センターの注意書き
出典)防衛省

センター内部は撮影禁止のため、接種までの流れを以下記す。

①入口で、接種券と予診票などを持っているか、チェック。

②接種券と予診票、身分証明書をチェック。

③フォルダーに上記の書類を入れ、説明書とともに手渡される。

④フォルダーの色と同じ色にフロアも別に列に並んで座って待機。

⑤接種会場に移動。

⑥看護師による予診票のチェックと体温計測。既往症や現在服用してる薬、過去アレルギー症状があったかどうか、本日の体調などの質問あり。

⑦医師による問診。質問は同上。

接種 肩を出し手を下げた格好で、筋肉注射によりワクチン接種。

⑨接種券と一緒になっている「予防接種済証」にワクチンの種類と製造メーカー、ロットナンバーが記載されたシールが貼られ、接種日、接種場所が記入される。同時に2回目接種を予約。この接種済証は保管する。

経過観察の部屋で待機。(筆者は15分間)

⑪時間が来たら退出。

というものであった。大体30分程度で終了した。

ワクチン接種後、約4時間たったが、特に大きな自覚症状はない。インフルエンザワクチンなどと変わらない感じで、少々接種した左腕が重く感じる程度だ。2回目以降に発熱したなどの副反応の報告を聞くこともあるが、後日またリポートしたい。


写真)大規模接種センターで渡された案内
ⓒJapan In-depth編集部

とにかく驚いたのは、上記の各ポイント毎に大勢のスタッフが配置されており、実にきめ細かく案内していたことだ。手指消毒も各ゾーンで求められる徹底ぶりだ。初日ということもあり、スタッフも注意深く、接種券番号などを確認していた。

混雑具合だが、接種会場に送り込む人数は一定(数名単位)になるようにコントロールされており、全体的に流れはとてもスムーズだった。

センターのワクチンは認可を受けたばかりのモデルナ製で、自治体のファイザー製とは異なる。ワクチンは同じ種類を2回接種することが求められている。注意したい。

センターの2回目予約は、1回目接種の時に行うが、間3週間のファイザー製ワクチンと違って、モデルナ製は間4週間と聞いていたが、予約は5週間後だった。筆者の場合、2回目は6月28日と指定された。

24日は、東京会場5000人、大阪会場2500人の合わせて7500人が接種を受ける予定。来週には各々1万人と5000人、併せて1万5000人程度の接種を目指す。

センターで予約できるのは対象地域の65歳以上の高齢者。

次の①~③のすべてに該当する方のみ、予約ができる。

(東京センター)東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、
    (大阪センター)大阪府、京都府、兵庫県に居住していること

② 地方自治体から送付された接種券を持っていること

65歳以上の方(令和3年度中に65歳に達する、昭和32年4月1日以前に生まれた方)であって地方自治体から送付された接種券をお持ちの方が7月31日までに2回接種できるように優先して受付

③ 今回が第1回目のワクチン接種であること


写真)東京大規模接種センター入口脇の大看板
ⓒJapan In-depth編集部

5月24日から30日までは、東京都と大阪府の全域に住む人を対象に5月31日から6月6日までの接種が予約でき、5月31日から6月6日までは、東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県と大阪、京都、兵庫の2府1県に住む人が、6月7日から6月13日までの接種を予約できる。詳細は、防衛省のHPを参照いただきたい。

尚、東京センター(大手町合同庁舎3号館:東京都千代田区大手町1-3-3)へは東京駅から無料シャトル送迎バスが運行している。(バスを利用した行き方

大阪センター(大阪府立国際会議場(グランキューブ大阪:大阪府大阪市北区中之島5-3-51)へは、大阪駅、なんば駅から無料直行バスが運行する。(バスを利用した行き方

また、ワクチン接種会場までの乗車料金の割引を行っているタクシー配車アプリがあるので、チェックしてみるといい。(例:UBERニュースルーム、DiDi特設サイト)また、自治体によってはワクチン接種のためのタクシー利用券を配布しているところがある。こちらも対象の方は要確認だ。

センターでのワクチン接種対象者は、今後順次、拡大される。政府は7月末までに65歳以上の高齢者のワクチン接種を終えたいとしている。東京、大阪両センターが加わったことで、ワクチン接種の加速が期待される。

トップ写真)東京の「大規模接種センター」大手町合同庁舎3号館 東京都千代田区
ⓒJapan In-depth編集部




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