公明党・岡本三成代表 与党復帰はあり得るのか 政策一致なら連携
【本稿のポイント】
・公明党の岡本三成代表は、自民党と政策が基本的なところで交わるなら、与党かどうかに関わらず協力すると述べた。
・大連立については「目的ではないが、絶対にしないことが目的でもない」と含みを残した。
・衆院選を比例中心とする方針は、代表就任後まだ党内で議論しておらず、見直しの余地があるとした。
公明党の岡本三成代表が、自民党との連携について「与党であるかどうかに関わらず一緒にやりたい」と述べ、与党への復帰も大連立も否定しなかった。Japan In-depthチャンネルは2026年10月16日、「高市政権 協力か対立か⁉」と題してライブ配信。岡本代表は、どの政党と組むかは目的ではなく手段だと繰り返した。
▼動画はこちら 2026年10月16日(金)19:30~「高市政権協力か対立か!?」ゲスト:岡本三成氏(公明党代表)
公明党は与党に戻るのか?
戻ることを目的にはしないが、可能性は否定しなかった。「公明党の目的は、自民党と仲良くなってまた一緒に与党に戻ることではありません」。岡本代表はそう断ったうえで、「一方で、自民党と喧嘩して、常に距離を保つことでもありません」と続けた(55分48秒〜)。
どこかの政党に対する態度の持ち方が、政治の目的にはなり得ない、という言い方である。公明党は2025年10月、自民党との連立政権を離脱しており、与党との距離は現在の同党を測る物差しになっている。
「どこかの政党と仲良くするとか、どこかの政党と喧嘩するとか、そんなことを目的にしているんじゃない。そこは一貫している」。岡本代表はそう言い切った(56分54秒〜)。
どういう条件なら協力するのか?
政策が基本的なところで交わるかどうかだ、という。「私たちには作っていきたい社会がある。こういう経済政策をやりたい、こういう福祉政策をやりたいというのがあって、それが自民党の皆さんと基本的なところで交わるんだったら、与党であるかどうかに関わらず一緒にやりたい」(56分12秒〜)。
対象は自民党に限らない。「他の政党の方、参政党の方であっても、もちろん一緒にやっていきます」とも述べた。
大連立は選択肢に入るのか?
明言はしないが、排除もしなかった。「言い過ぎなところもありますけれども」と前置きしたうえで、「みんなでやった方が自分たちのやりたいことができるのなら、手段としてそれも当然考えますよね」と語った(56分40秒〜)。
さらに「大連立が目的でもないけれど、大連立を絶対にしないことが目的でもない。その組み合わせのことにエネルギーを割いているんじゃない」と述べ、組み合わせ論そのものから距離を置いた(57分41秒〜)。
衆院選の比例中心方針は変わるのか?
まだ決まっていない。連立を離脱した際に「衆議院は比例を中心とした選挙活動にしていく」と決めたが、「比例だけとも言っていない」。
岡本代表は10月3日に代表へ就任してから「まだ1回もこの議論をしていない」と明かし、戦略はアップデートすべきものだとしたうえで、国会議員や地方の党員と話し合いながら決めていくと述べた(59分0秒〜)。
本稿で扱ったのは配信の終盤である。前半では簗和生前農林水産相の辞任と消費税減税法案をめぐる攻防を、中盤では外交・安全保障での立ち位置を語っている。「言い過ぎかもしれませんが」と笑いながら本音に踏み込んでいく呼吸は、動画で。
▼動画はこちら 2026年10月16日(金)19:30~「高市政権協力か対立か!?」ゲスト:岡本三成氏(公明党代表)
◆番組で語られたそのほかの論点
・米中接近と「アメリカ一本足打法」への懸念(40分20秒〜)
・核共有をめぐる維新の質問と首相答弁(47分43秒〜)
・統一地方選と地方議員3000人のネットワーク(1時間0分7秒〜)
・ジャパン・ファンドの超党派勉強会(1時間3分6秒〜)
【よくある質問(FAQ)】
Q.公明党が自民党との連立を離脱したのはいつか?
A.2025年10月だ。斉藤鉄夫代表(当時)は記者会見で「これからも決して敵対するわけではない」と述べている。
Q.公明党の代表はいつ交代したのか?
A.2026年10月の第18回全国大会で岡本三成氏が代表に就いた。就任のあいさつで「皆さまのご信任を賜り、公明党の代表という大任を拝する」と述べている。
関連リンク
・公明党・岡本三成代表 消費税減税法案に賛成できるか 参院が主戦場(※URLは公開後に挿入)
トップ写真:岡本三成公明党代表
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この記事を書いた人
安倍宏行ジャーナリスト/元・フジテレビ報道局 解説委員
1955年東京生まれ。ジャーナリスト。慶応義塾大学経済学部、国際大学大学院卒。
1979年日産自動車入社。海外輸出・事業計画等。
1992年フジテレビ入社。総理官邸等政治経済キャップ、NY支局長、経済部長、ニュースジャパンキャスター、解説委員、BSフジプライムニュース解説キャスター。
2013年ウェブメディア“Japan in-depth”創刊。危機管理コンサルタント、ブランディングコンサルタント。












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