.社会 投稿日：2015/3/14 
［Japan In-depth 編集部］【安倍昭恵さん、防潮堤計画に疑問呈す】〜次に津波が来た時に向けてすべき事〜
14日、仙台で行われた世界防災ジュニア会議で挨拶した安倍首相夫人の安倍昭恵氏は、現在被災地沿岸で建設が進められている防潮堤について賛否両論あると指摘、その効果に疑問を呈した。
安倍氏は東北沿岸部で建設中の高さ14.7メートルの防潮堤について「防潮堤で全て津波から守る事が出来るのか。日本全国を壁で覆っていいのだろうか？」と述べ、巨大防潮堤計画を批判した。
又、「私のような立場で引っ搔き回さないで欲しいという人もいるが、私たちは自然の中で生かされている。人間が全てをコントロールできると思うのは間違っている。」と来場者に問題提起した。
安倍氏は、「防潮堤が建設されていく過程を写真に残すプロジェクトを立ち上げたので皆さんも協力してほしい」と参加している学生たちに語りかけ、次に震災で津波が起きた時、防潮堤の建設が良いのか、それとも他の方法が良いのか、考えるきっかけにして欲しいとの考えを示した。
