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.社会  投稿日:2016/4/22

「日本の未来を語る」トップランナー対談 (株)リプロエージェント代表取締役勝部元気氏

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 Japan In-depth 編集部  庄司江里子

男性フェミニストとして、各メディアや媒体で執筆活動をしている勝部元気氏、難波氏とは女性の健康啓発を行っている女性からだ会議®のシンポジウムなどでコラボレーションしている。

 勝部氏は、シンクパールの活動のように自分でも何かできないかと考え、啓発団体を立ち上げ、主に女性の健康面で企業にコンサルを行っているという。

 難波氏は、“働く女性の健康問題”がクローズアップされる中、「年間、女性の健康を害する疾患による社会的なインパクトが、医療費の支出と生産性の損失であり、これらを合わせると年間6.37兆円に上る。」とその問題の深刻さを指摘した。

 それに対して勝部氏は、健康問題によって、生産性が低下しており、特に若い女性の方に問題が多い傾向にある、と述べ、「女性の健康なくして女性の真の活躍はない」と強調した。

 今後日本の政治に期待する事として、勝部氏は、「政治の話をする時に、批判的な話をする方が多い。みなさん批判はできるが、実際どういう社会にしていきたいか、どのようなビジョンをもっているか、というところになかなか話の論点がいかない。プラスの面をもっと掲げられる社会の雰囲気になればいい。」と述べた。

 これに加え難波氏は、「有権者の私たちひとりひとりがどうやって政治家を選ぶか、誰にとっての課題なのか、誰にとっての利益なのか不利益なのか、きちんと掲げられたらいい」と述べた。

 難波氏の掲げる「一億総健やか社会」について勝部氏は、女性だけでなく男性においても不健康自慢をする人が多く、これは勿体無いことだ、と指摘した。最後に難波氏に、「健康は一番大切な資産。しっかり健康に向き合っていける社会、文化を創り上げていってほしい」と期待を込めた。


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