.政治  投稿日:2015/12/27

[水野ゆうき]【千葉県参院選、自民2議席なるか?】~特集「2016年を占う!」地方政治~

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水野ゆうき(千葉県議会議員 )

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2015年は統一地方選挙が行われ、筆者にとっても転換期となった。女性最年少、完全無所属と報じられ、市議会での活動を市民の皆様に評価いただいた忘れられない1年となった。昨年は数多くの地方選挙が行われ、首長や議会が大きく変わった街も少なくないだろう。まずは千葉県議会を見てみると、定数95名中女性は9名である。筆者も新しく入り、微増とはいえ、全体の1割程度。県議会で単独過半数を占める自民党は今回も女性候補者も擁立しなかった。我孫子市議会議員選挙においても女性議員・候補者は票を落とし、定数24名のうち女性議員は前回と変わらず4名とはいえ、県内において女性議員の活躍が目覚ましいとは残念ながら言えない。

来年は参議院選挙がある。千葉県では今回の選挙で改選となるのは3名だ。現職は自民党・猪口邦子氏、民主党・小西洋之氏、無所属(会派は民主党)・水野賢一氏(旧みんなの党)だ。ここに割って入ろうとしているのが、自民党公認新人の元榮太一郎氏と共産党公認新人の浅野ふみ子氏だ。5名の候補者が3つのイスを争う。

3年前の前回の改選では3議席中、民主党が1議席を失い、ワンツーフィニッシュで2議席を自民党が取得している。今回の改選においても自民党が2議席を取得できるかどうかに注目が集まる。もし自民党が2議席となった際、現職の民主党もしくは無所属が議席を失うことになるわけで、保守王国と言われる千葉県は国の構図と同じく、1強多弱となる可能性が高い。現実問題として、野党は統一候補でないと共倒れする可能性もあることから、小西氏と水野氏と浅野氏が票の食い合いをしてしまい、最終的に組織を持っている野党候補が有利ということになるだろう。

ご存知のように県議会になると一気に派閥色が強くなり、国政選挙に伴って派閥争いが過熱する。つまり、参院選や衆院選の選挙が県議会においても力加減が大きく変わってくるのだ。地方選挙がないからといって地方議会に影響がないということでは一切ない。この分析だけを見ると、党内の派閥抗争だけが加速し、安保法制含め、安倍政権へNOを叩きつけている県民にとっては不安となるかもしれない。

ただ、県議会では共産党が議席を伸ばし、代表質問を行えるまでの人数となった。そうした中、千葉県議会自民党には、考え方も柔軟で幅広く、地元の選挙を勝ち抜いてきた選りすぐりの人材が集約していることを付け加えておく。筆者のような無所属の若輩者の意見にも耳を傾け、政策面でのフォローも行ってくれる先輩もいる。

自民党が2議席を取得するためには、こうした資質を参議院議員候補が持っているかどうかがカギになるように思う。また、筆者も女性議員の1人として、女性候補者では現職で知名度も高い猪口邦子氏と自民党に真っ向勝負を挑むもう1人の女性候補・共産党新人の浅野ふみ子氏にも注目したいところだ。

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