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.政治  投稿日:2016/4/27

「日本の未来を語る」トップランナー対談 Japan In-depth 編集長 安倍宏行氏

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Japan In-depth 編集部 庄司江里子

  安倍氏は、今回の自民党のオープンエントリーについて「ある意味、将来的には総選挙もネットでやっていこうと自民党は目指しており、今回はその布石となる。12人のファイナリストの中から全国比例の候補者を選ぶ、というユニークで新しい試みだと思うのでもっともっと関心を持ってもらいたい。」と述べた。

 更に「一つの試金石としてこの取り組みはとても良い。難波さんの活動を通じて、一人でも多くの人に知ってもらいたい。女性の健康啓発活動という難波さんの大きな取り組みにも資するもの。」と述べた。


 それについて難波氏は、「今までその教育が行われてこなかったのでまずは啓発から。ここから教育やシステムに繋げていきたい。」と今後の展望を述べた。安倍氏も同様に「女性の健康や性について、日本は学校で教えない。これは問題だと思う。」と社会の現状について指摘すると共に、今回の難波さんの活動を通じて一人でも多くの人に関心をもってもらえたら嬉しい、と述べた。

 また難波氏は「医療、予防医療、政治、女法にしても、教育が整っていない日本において、検診率が低いことは投票率が低いことにリンクする。」と問題点を強調した。

 安倍氏の周りにも検診に行ったことのない人がいると、自らの周りの状況をコメントし、「健康は普段は当たり前のものだと思っている。病気にならなければ健康の大切さは分からないという面もあるが、検診に行き、早期発見すればその後の治療も楽になるので行ってもらいたいが難しい問題だ。」と決して容易くない問題だと述べた。

 さらに安倍氏は、「国民が一人でも健康でいることは社会全体の医療費を下げることになる。少しでも健康年齢を引き上げていく、そこを努力していく。このままでは社会保障費がパンクしていく。医療費、年金、これから増える介護問題、無い袖は振れない。日本の国家予算の半分近くが社会保障に消えていて、これ以上増やすことはできない。借金まみれの国なので、その自覚を一人一人が持つ。そのためには健康でいないといけない。」と日本の抱える重大な問題を指摘した。

 
最後に難波氏に期待することとして、安倍氏は、難波氏の女性の健康啓発活動について、難波氏自身が癌のサバイバーであり、この活動に身を投じていることは大変素晴らしい、と述べると共に、「一人でも多く難波さんの活動に共鳴する人が増えて、健康年齢を引き上げるための努力を国民一人一人ができるような社会になってほしい。政治の世界でもそのような活動を推進していってもらいたい。」と激励した。

 


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