.JID  投稿日:2015/7/28

[Japan In-depthチャンネルニコ生公式放送リポート]【男も女も、“女性のからだ”を知ろう】~女性からだ会議®難波美智代さん~

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2015年7月8日放送

Japan In-depth 編集部(Aya)

日本では毎年3,000人もの人が子宮頸がんで命を落としているという事実をご存じだろうか。知っているようで女性自身も意外と知らない女性のからだのこと。知っていなければいけないが、男性はほとんど知らない女性のからだのこと。そんな女性のからだについてもっと知ってもらうため、「女性からだ会議®」を立ち上げた一般社団法人シンクパール代表理事の難波美智代を招き、女性のからだ特有の病気などについて詳しく聞いた。

シンクパールは、なかなか知る機会もなく、話す機会もない女性のからだについて勉強会を全国で行っている。難波氏は、自身が子宮頸がんを患い、子宮を全摘出したことをきっかけに、シンクパールを立ち上げた。子宮頸がんや体がんは、一生のうちで76に1人がかかるという。学校でいえば、2クラスに1人、かかる人がいてもおかしくないのだ。それほど身近な病気だが、「日頃、子宮って目にしないからピンとこない人が多い」と難波氏は語る。勉強会には、産婦人科医やモデルなど若い女性が興味を持つであろう人を呼んでいるという。

子宮頸がんとは、いぼを作るウイルスによるもので、男性から女性に感染する。接触感染なので、避妊具をしていても100%防げるというわけではない。25歳~35歳の妊娠、出産といった時期に重なるケースが多く、「出産前に進行していると、子供が産めなくなることもある」と難波氏は警告する。子宮頸がんは初期は自覚症状がないことも多く、「症状が出てからだとかなり深刻な場合が多い」と述べ、定期的な検診の必要性を訴えた。

検診を受けている割合は、日本は先進国の中でもかなり低い方だという。米国では85%近いのに対し、日本では40%未満だ。「検診に行こうと思っても、忘れてしまったり、どのタイミングで行けばいいのかわからない」という視聴者のコメントに対し、難波氏は「1年に1回、お誕生日月に受けるように決めておくと良い」とアドバイスした。

婦人科へ行くのに抵抗がある人も多い。その理由について難波氏は「どこへ行ったらいいかわからない、いくらかかるかわからない、何されるかわからない、とわからないことだらけ」だから、と指摘する。女性が婦人科へ足を運びやすくするために、検査やワクチンへの奨励金が出る企業などもあるそうだ。

オーストラリアでは、男の子でもセックスデビュー前に、子宮頸がんのワクチンを受けているという。安倍編集長は「男性も女性のからだについて知らなくてはいけない」と話し、高校生の避妊知識の甘さなどを指摘した。子宮頸がんワクチンの副反応が問題となっているが、「厚労省は積極的に接種してくださいというのはやめたが、公費はやめていない」と難波氏。自ら知識をつけて、判断をすべきだ。

難波氏は「セックスデビューしたら検診に行くというのを当たり前のようにやってほしい。」と述べ、「子宮頸がんは唯一予防ができるがん。ワクチンと検診で防げる。」と訴えた。女性も男性も、女性のからだ特有の病気について興味を持ってよく学ぶことが、病気を減らすことにつながっていくだろう。Japan In-depthは、今後も「女性からだ会議」とのコラボレーションを続けていく。

 

(この記事は、Japan in-depthチャンネル 2015年7月8日放送分を要約したものです。)

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