[為末大]<データが面白い>Twitter上では日本語がかなり支配しているのではないか?
為末大(スポーツコメンテーター・(株)R.project取締役)
僕は人生をほとんど勉強せずに生きてしまったから、20代の終盤あたりから「使っていなかった好奇心」が猛烈に湧いてきて、今はとにかくいろんなものを知るのが面白い。それで特に最近面白いと思っているのがデータの世界。
先日、クリムゾンヘキサゴンというサービスを扱っている会社から、Twitter等インターネット上での言葉のビッグデータを解析できるIDをもらった。一発目にとても興味があったのが、先の冬季五輪中に一番つぶやかれたという浅田選手の事。
調べてみるとわかったのは、英語と日本語では240万のうち232万が日本からのものだった。また#gomaoや#maofightは約46000の内、約45000が日本からのもので、アメリカ大陸からは100程度の呟きだった。
日本人のTwitter使用者数が多く、アクティブ率が高く、更には一人当たりの呟き数が多い為、日本人が興味を持つとそれが世界一になりやすい為というのが今の所の僕の仮説。Twitter上は日本語がかなり支配していると思ってもいい。
また日本語と英語検索のため、他言語でもしかすると彼女について多少呟きがある可能性があってそのデータを入れると若干変化があると思う。ただ他国、他言語の呟き総量から見るとさほど大きなインパクトはないと思われる。
こういうものを駆使して少しコラム等を書いてみたいと思うので、是非興味がある方は、こんなの調べてほしいと連絡ください。対象は主にTwitterですが、Facebookなどのデータも見れます。
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