ゴーンと司法
.JID  投稿日:2014/10/27

[Japan In-depthチャンネル ニコ生公式放送リポート]【朝日新聞慰安婦検証報道問題の衝撃】~求められる世界に対する説明~


Japan In-depth 編集部(ライター:aya)

|Japan In-depthチャンネル 2014年8月13日(水)放送

 

69回目の終戦の日を前に、日本に衝撃が走った。8月5日、朝日新聞が従軍慰安婦に関する32年前の報道に誤りがあったとして、訂正記事を掲載したのだ。戦後長い間、日韓関係に大きな影響を与え続けたこの報道が一部覆されることになった今、メディアは、政府は、そして私たちは何を考えどのように対処すべきなのだろうか。おなじみ社会保障経済研究所の石川代表と、編集長安倍が徹底検証。また、番組後半では我孫子市の水野ゆうき市議と、指定廃棄物最終処分場問題を議論した。

いわゆる「吉田証言」はこれまで何度も疑義があるとされてきたが、「まさか記事を載せた張本人である朝日新聞から検証記事が出るとは」と石川氏も驚きを隠せなかった。朝日新聞による検証記事が掲載されたとき、アメリカに滞在していた石川氏は、アメリカでのこの問題の報道の少なさにも驚いたという。

日本でも民放キー局は、この問題を掘り下げていない。「テレビは時間の枠が限られているため、3分や5分の枠では到底おさまらない複雑な問題は除外されがちなことが原因の一つである」と安倍編集長は指摘した。

番組内のアンケートでも、「朝日新聞はこの問題を十分に検証していると思うか」という質問に対し、「思わない」が9割超、「他メディアはきちんと検証していると思うか」という質問に対しても同様となり、メディアへの厳しい視線が明らかになった。

石川氏は、朝日新聞の過去の報道が日本のイメージを悪化させ、多くの国益を損ねてきたことは確かだが、その損失を金額で表すのは非常に困難だと述べる一方で、「朝日新聞を潰せなどの意見もあるが、そんなことをしても仕方ない。むしろ、朝日新聞は生き残り続けて、世界へ弁明する責任がある」との考えを明らかにした。

朝日新聞は吉田証言を虚偽とし、過去の記事を取り消したことについて、きちんと国民や世界に説明することができるのか。また他メディアも、この問題を継続して検証し報道し続けることができるのか。今、メディアが試されている。

続いてのテーマは「指定廃棄物最終処分場問題」。我孫子市はこの問題の渦中にあり、水野議員が国と地方の行政に対し見解を述べた。現在、千葉県の柏・松戸・流山の三市の放射能焼却灰は、我孫子市の手賀沼終末処理場に保管されている。我孫子市議会は三度にわたり拒否したが、現在も保管されたままになっている。(2014年8月13日時点)

千葉県は柏・松戸・流山の三市に対し、廃棄物を持ち帰るよう指示したが、予算確保や建設のスケジュールを考えると間に合わない可能性もあると水野議員は懸念を示した。

水野議員が処理場を視察した際、テントのようなものに覆われただけの廃棄物を目にし、そのずさんな管理体制に驚いたという。処理場がある場所は、液状化が起こった地域でもあり、近年の大雨や竜巻などに耐えうる安全対策がなされているとも思えないことから市民の不安は大きい、と水野議員は指摘した。

一方で、処理場の周辺住民の懸念に比べ、離れた場所に住んでいる住民にとっては他人事であまり関心を持たれていない現実もあるという。石川氏は「特命の担当大臣を任命して、本気で進めないと、本当に終わらない」と危機感を募らせた。

二つのテーマを取り上げたが、どちらにも共通するのは報道のあり方の問題だ。吉田証言問題も、最終処分場問題も、どちらも十分に国民に説明がなされているとは言い難い。これからもJapan In-depthは、重要なニュースの分析や背景説明に力を入れていく。

 

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