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.政治  投稿日:2015/1/29

[細川珠生]【維新の党、国会で“身を切る改革”求める】~維新、柿沢未途政調会長に聞く~


「細川珠生のモーニングトーク」2015年1月17日放送

細川珠生(政治ジャーナリスト)執筆記事 | プロフィール

Japan In-depth 編集部(Aya)

今回のゲストは、衆議院議員で維新の党政調会長の柿沢未途氏。民主党代表選を控え、維新の党と民主党の連携の行方が話題になっている。年末の解散総選挙でも、民主と維新が手を組めば勝っていた選挙区が見られた。

細川氏は「維新と民主は他の野党に比べても一緒にできる可能性があるのではないか、と国民は見ている」と述べ、柿沢氏にこれについて見解を求めた。柿沢氏は「民主党の代表選挙なので、民主党が何を目指すかという議論が活発に戦われるべき。」と述べ、民主党との合流に一定の距離を置いた。

確かに維新の党は、派遣法の改正等で民主党と歩調を同じくしてきた。また、地方創生に関しても、上からのばら撒きをやめ、地方に財源をゆだねてチャレンジしてもらうために道州制も視野に入れるという点で、立場は近かった。

柿沢氏は「維新の党と民主党の共闘は政策ベースのもの」と述べ、民主党代表選では、維新の党との協調を考える前に、民主党としてどのような政策をとっていくのかを明確にするための当たり前の代表選をしてほしいとの考えを示した。

衆院選のマニフェストで維新の党は「失われた第三の矢を維新の手で」というキャッチフレーズを掲げた。自民党は様々な既得権益を抱えているが故に、なかなか実行できない改革がある。たとえば農協改革や道州制などだ。それらを実行していこうというのが維新の党のスタンスだ。それらの改革を自民党が党内の抵抗を押しのけてでもやっていこうとするならば、内容によっては維新の党が自民党と協調する可能性もある、と柿沢氏は述べた。

憲法改正についても、9条ばかりが話題に上るが、安倍総理も菅官房長官も9条を真っ先に変えるということではなく、条文そのものを国民で議論し、合意を得た上で変えるとしている。柿沢氏は「それは我々も同じ考え方」と述べ、政策によっては自民党と協調することもあることを示唆した。

一方で、道州制やエネルギー政策、社会保障制度の問題などは自民党と大きな相違点がある。このような分野では「民主党と我々のスタンスがかなり近い」と話し、民主党と協調して進めていけば将来の政権の姿も見えてくるのではないかと語った。

柿沢氏は「2大政党の時代で、あらゆることについて違うことを言っているなんてことはあり得ない」と述べ、他の国の政党(例えば米国の共和党と民主党など:編集部注)を見ても8割方の国家観は同じで、優先順位や手法に違いがあるだけだと強調した。

その中でも外交や安全保障に関しては、政権が代わって政策が大きく変わってしまうなどということはあり得ないとし、「国民に不安を与えないように、変えるとしてもゆっくり変えていくことが大事だ」と述べた。

月末から始まる通常国会で、維新の党として主張したいことを問われると、柿沢氏は「身を切る改革」と即答した。消費増税を断行しながら、翌月には国会議員の給与が震災前のレベルに戻された。「国民はこういうところを見ている」と柿沢氏は指摘。国民の理解を得るためには、国会議員が自分たちに厳しくしていかなければならないという考えを、国会でも再三訴えていく決意を強調した。

(本記事は、ラジオ日本「細川珠生のモーニングトーク」(2015年1月17日放送)の内容を要約して原稿化したものです)

細川珠生のモーニングトーク
ラジオ日本 毎週土曜日午前7時5分~7時20分
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