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.社会  投稿日:2013/11/6

[西條美穂]子どもをインターナショナルプリスクールに通わせるメリット

gazou066
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西條美穂(さいじょう・みほ)

(株式会社キッズインスパイアー 代表取締役/教育コンサルタント/米国教育管理学修士)

執筆記事プロフィールWeb

 

今日は、よく聞かれる質問『子どもをインターナショナルプリスクールに通わせるメリット』について書いてみようと思う。

これまで子どもたちを見てきて、大きく2つのポイントがあげられる。

  1. もう一つの言語(多くの場合英語)を(その年齢においての)ネイティブレベルに学べる 
  2. 多様性に触れ視野や可能性を広げることができる

もちろん他にもあるが、この2点が大きいと思う。

まず、私が10年間子どもたちと過ごしたインターナショナルプリスクールで、子どもたちは息を吸うように自然に、しかもすごいスピードで英語を学んでいく。(私はいつも日本人の子どもの場合、家では必ずしっかり日本語を学ばせてくださいとお願いしているが、第一言語をしっかり定着させることは一つ一つの言語を深く学ぶためにもMUSTだ。子どもがどのように2つの言語を学んでいくかはまた別の回で書きたいと思う。)

発音も、大人のように第一言語に邪魔されることなく難なくネイティブと同じ音を出せるようになる。また、複数の研究で、2言語以上学んでいる人は言語能力が高くなるという結果が出ている。要するに別の言語も学びやすくなるのだ。このメリットは計り知れない。

次に、2に関して。

インターナショナルな環境なので、そこには様々なバックグラウンドや国からの友達や先生がいる。それはイコール、普通に日本で生活していたらなかなか触れられないような様々な考え方や文化に日々触れることになり、その文化や国が子どもたちにとって非常に身近なものになる。

実は、私は言語よりもこちらを大きなメリットと考えている。世界が広がるのだ。世界で起こっているあらゆるニュースが自分の問題になるのだ。たとえば、ニュージーランドで地震が起こった時も、遠いところで起こった現実味のない事件ではなく、「〇〇先生の家族は大丈夫かなぁ?」など具体的な思いと事件をリンクさせながらみんなで心配する。世界のあらゆることがもっとも身近になり、もっと関心をもつようになるのだ。

これを人格形成の一番大事な幼児期に身につけることにより、生涯、世界の問題を自分の問題と考えられるようになる。ここから生まれるチャンスは、言語以上に計り知れない。私は、インターナショナルプリスクールに子どもを通わせるメリットに関して、「多様性に触れて、視野や可能性を広げることができる」ということが一番大きいと考えている。

日本は残念ながらインターナショナルスクールに対して政府からの助成金などがないため、授業料は止むを得ずとても高くなる。(が、運営側にとってもそこまで潤うビジネスではない)よって、あらゆる家庭の子どもたちが通えるところではないのだが、行かせたいと思っている家庭にとって、もっと通わせやすくなればと願ってやまない。

そして同時に、私は自分自身がインターナショナルプリスクールやグローバル幼児教育で学んだことを、横に広げる活動を力いっぱいしていきたいと考えている。

 

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