[Japan In-depth編集部]【地球規模で女性の健康を捉え、日本の未来を考える】~地球女性からだ会議®2015~
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Japan In-depth 編集部(Saki)
厚生労働省によると、日本の乳がん・子宮頸がんの検診率は、OECD(経済協力開発機構)加盟国30カ国の中でも最低レベルである。欧米の検診受診率が70%以上であるのに対し、日本は40%前半というとても低い数字が出ている。
そうした中、一般社団法人シンクパールが11月1日(日)に「地球女性からだ会議®2015」を開催する。同法人は、「婦人科系検診」の啓発と促進、少子高齢化にも深刻な影響を及ぼす「子宮頸がん」の未然予防、患者支援を目的として活動している団体で、難波美智代氏が代表を務めている。Japan In-depthは特別協力する。
11月の「子宮頸がん予防啓発月間」からは、2014年よりスタートしている、検診の受診率を50%に向上する「+700万検診に行こう!よびかけ運動」を実施する予定だ。「地球女性からだ会議®2015」は、女性の健康や婦人科疾患の予防について日頃活動を行う企業、団体、リーダーや女性の健康を通して未来のキャリアやライフイベントを考えたい学生、個人が一堂に会し、地球規模で女性の健康を捉え、日本の未来を考える場にしようという場になる。
本イベントの内容は、第一部で、「日本のウィメンズヘルスの現状と課題」について、対馬ルリ子氏(女性ライフクリニック銀座 院長/NPO法人女性医療ネットワーク 代表理事による講演を開催。続くパネルセッション「ウェルビーイングな女性の健康習慣」に、正林督章氏 (厚生労働省 健康局 健康課長)、浅野みどり氏 (名古屋大学医学系研究科保健学科教授・「ウェルビーイングinアジア」実現のための女性リーダー育成プログラム)執行委員)などをゲストに迎え、女性の健康について議論する。
又、それに加え第2部として、「Think Pearlアワード2015 女性からだ会議大賞表彰式」や、「女性と未来2030宣言」キックオフイベントも開催される。
我が国では、女性の活躍が期待される一方、働く女性の健康増進への理解不足が社会に存在している。そのため、女性が健康を害した場合の労働機会の損失や、企業の医療コストの増大などの問題が浮上している。近年増加傾向にある子宮頸がんの予防などの問題もより広く啓発されるべきだろう。今回のイベントが女性の健康について、一人でも多くの人にとって考える機会になることを願ってやまない。
「地球女性からだ会議®2015」
<記者会見>
日時: 2015年11月1日(日)12:00~12:30(受付開始:11:30)
登壇者:難波美智代 一般社団法人シンクパール代表理事
会場: 渋谷マークシティ 17階 セミナールーム
<会議>
日時: 2015年11月1日(日)13:00〜17:00 (受付開始:12:45)
会場: 渋谷マークシティセミナールーム
(東京都渋谷区道玄坂1丁目12番1号渋谷マークシティウエスト17階)
問い合わせ先: 地球女性からだ会議®2015実行委員会(事務局:一般社団法人シンクパール内)担当:染矢・森下
電話:03-4455-7495
FAX:03-4333-0437
E-mail: info@thinkpearl.jp