[現役女子大生・留学リポート]三木絵未奈の“異国の地で日々、奮闘中!”(4)バックパック中南米〜グアナファト編
三木絵未奈(立命館大学・カナダ留学中)
読者のみなさま、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。さて、新年最初の記事は、昨年末に敢行した南米バックパック一人旅の続き。前回紹介したメキシコシティから世界遺産の小さな街グアナファトへ移動するところからのスタートしたいと思います。
旅のスタートはやっぱり、さっそくのトラブルから。早朝のバスでメキシコシティから移動するはずが、バスターミナルへ行くまでのバスを乗り間違え、予約していたバスに乗れず…。すがる思いでカウンターを訪ねてみると、追加料金もなしで次の時間のバスに変更してくれました。
はたしてこれが一般的なことなのか、私に同情してくれてのことなのかは定かではありませんが、どちらにしてもバス会社の寛容さに救われました。優雅なバスに乗って快適な5時間の旅…と行くはずが、途中で航空券の控えや旅の資金が入ったポーチを前日滞在していたピラーさん宅に忘れたことに気づき唖然…。
次の日、メキシコシティへ戻るバスの時間を早め、バスターミナルからピラーさん宅を往復するはめになりました。しかし、バスの時間もなんと当日変更可能。さすが南米ですね。ここでも助かったのが公共交通機関の料金の安さ。南米のメトロバスと地下鉄はバックパッカーの見方です。
メキシコといえば、首都メキシコシティやリゾート地として有名なカンクンなどがよく知られていますが、他にも素敵な街がたくさんあります。その中の一つがグアナファト。メキシコシティから優雅なバスで約5時間の距離に位置する小さな街です。この街は最近日本人観光客に人気なんだとか。
(小さな街に位置する大きなグアナファト大学)
この街の魅力はなんといってもカラフルでかわいらしい街並み。街を歩いているだけで、なにかおとぎ話の中に入ったようなそんな錯覚に陥るほど、魅力的な街です。街を歩いてるだけで楽しくなります。この日は快晴でカラフルな街がきれいな青空によく映えていました。
( カラフルな教会) (口づけの小道)
この街の名所の一つである「口づけの小道」は、隣同士にすむ住人が口づけできるほど隣接していることから、この名前がつたそうです。実はこの横には数人のおじさんが待ち構えていて、観光客を相手にこの名所の説明をしてくれます。もちろんチップありですが。
次に、メキシコではどこにでもあるメルカド(市場)。食材やお土産屋さんがずらっと並んでおり、見ているだけでも楽しい市場です。値段も安く、値切りもしやすいのでお土産を買うには最適です。
(メルカドの様子) (グアナファト名物ミイラ飴)
カラフルな民芸品がたくさん並んでいます。その中でもよく目にするのが、写真にありますグアナファト名物『ミイラ飴』です。飴をのばして2体のミイラに形作られています。何とこれ10ソル(80円)!激安です!実は、街の中心部から少し離れたところにミイラ博物館もあります。
そしてグアナファト一番の名所はこちら!
ピピラの丘から眺める色とりどりの街。絶景です!私はこれを見るためにグアナファトに来ました。
このピピラの丘に上る際に利用するケーブルカー。こちらも見物です。
なんと傾斜は45度! 5、6人乗りほどの小さなケーブルケーに乗ってゆっくりと上まであがるのですが、ゆっくりと降りる際のスリルはジェットコースターにも負けないものでした。
こちらの料金は日本円で往復150円ほど。
また、昔、銀の発掘に使われていたこの地下トンネンルが現在は道路として使われており、地上とは変わった雰囲気を味わえるのも見所の一つです。
グアナファトはメキシコシティに比べて比較的治安もよく、小さな街なので歩いて街全体を回ることができます。また、このカラフルな街全体が世界遺産となっており、本当に建物一つ一つがきれいなので、一度グアナファトを訪れるとこの街の虜になること間違いなしです!
今回訪れることは出来なかったですが、グアナファトの他にもメキシコの民族色が色濃く残るオアハカという街やロス・カボスというアメリカンセレブ御用達のリゾート地など、メキシコの見所はまだまだたくさんあります。メキシコは食、自然、文化、遺跡、スポーツ、すべてに富んだ多彩な国です。私にとっては、これからも訪れたい国の一つです。それだけ魅力的で多彩でラテンみなぎるパワーのある国でした。
メキシコシティの夜景を臨みながら次の目的地ペルーのリマへ向かいました。ペルーでも本当に新しい発見がたくさんありました! 次回もお楽しみに。
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【リポーター学生の紹介】三木絵未奈(みき・えみな)
1993年京都生まれ京都育ち。立命館大学国際関係学部に進学。2013年2月から1ヶ月間アメリカのニュージャージー州へ留学。2013年8月から現在にかけてカナダのUniversity of British Columbiaに留学中。人種・性別・言語など人の“違い”を見つめ、アイデンティティーを尊重しあう社会”を築くために若い世代の私たちは何をすべきなのかということに興味を持ち、自分なりの答えを見つけ出すために、多文化国家であるカナダで日々多様性を感じながら模索しています。エネルギッシュに生きたい!! 人にパワーを与えたい!! 刺激的な毎日を求め、学生としても人としても成長するために留学を決意。とにかく人と関わることが好きで好奇心旺盛だけど一人の時間も好き。“人と同じ”ことがきらい、楽しむときはとことん楽しんでcrazyになる。この冬には南米旅行を計画中。また、カナダの託児所でのボランティアやカナダ西海岸での東日本大震災の瓦礫撤去ボランティアにも参加予定!異国の地で日々奮闘中の現役女子大生!