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.社会  投稿日:2018/2/5

「リベンジ成人式」盛大に キンコン西野呼びかけ

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Japan In-depth 編集部(萩生田真衣)

【まとめ】

・「はれのひ」問題で被害を受けた新成人らを招き「あらためて新成人を祝う会」が開催。

・キングコング西野亮廣氏の呼びかけにより、はれのひ被害者含む約100人がイベントを楽しんだ。

・西野氏は「(人は)文句言う割に動かない行動することが重要。」と語った。

 

 【注:この記事には複数の写真が含まれています。サイトによっては全て表示されず、写真の説明と出典のみ記されていることがあります。その場合は、Japan In-depthのサイトhttp://japan-indepth.jp/?p=38311でお読み下さい。】

 

振り袖の販売・レンタル業「はれのひ」(横浜市)が突然営業を停止し、成人式に晴着を着ることが出来なかった被害者らを対象に「あらためて新成人を祝う会」(以下:新成人を祝う会)が2月4日、芸人・絵本作家であるキングコング西野亮廣氏の呼びかけによりに行われた。場所は横浜市中区の横浜港大さん橋国際客船ターミナルで、成人式当日に何らかの事情で参加することができなかった100(はれのひ被害者の方含む)、スタッフとボランティアは合わせて約300人が集まった(公式発表)。

「はれのひ」が1月8日に行われた成人式で着るはずであった振り袖を調達せず、突然営業停止になったのが事の発端。今回の新成人を祝う会は西野氏と関わりのある女性スタッフが「振り袖トラブルの被害者をどうにか出来ないか」と相談したところ、開催が即決された。西野氏は自身のブログで協賛企業やボランティアを呼びかけ、多くの賛同者を得た。

スケジュールは2部構成で、第1部は午前10時から受け付けが始まり、振り袖姿の撮影がメイン。参加者が会場入りするとお祝いの言葉と共に大きな拍手に包まれた。振り袖選び・へアメイク・撮影といった各作業が行われる中、会場は新成人の笑顔で溢れた。

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▲写真 レッドカーペットを歩く新成人 ©Japan In-depth 編集部

第2部はドレスを着てクルージングだ。18時過ぎに大さん橋を出港し、西野氏とタレントの武井壮氏も乗船。ジュースを片手に、新成人らは楽しいひと時を過ごした。

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▲写真 クルージングに出港する船 ©Japan In-depth 編集部

参加者らの声を聞いた。

「今回の会は楽しみにしている。母親から紹介されてこの会を知った。事件当時の状況については前日に連絡がつかず、ツイッターでも倒産なのではないかと情報が回っていた。翌日着付けを行うホテルにも連絡が無かった。」(「はれのひ」の被害にあった横浜市戸塚区の女性)

「成人式に参加できなかったため、新成人を祝う会を機に参加することにした。SNSで偶然見つけ、急いで応募した。」(成人式当日に事情があり参加出来なかった横浜市港北区の女性)

「報道されている中で何か出来たらと思っていたところ、西野氏のブログを見てボランティアを募集していたので、フェイスブックから登録し参加した。」(ボランティアで参加した男性)

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▲写真 クルーズ船に乗り込む参加者ら ©Japan In-depth 編集部

西野氏は「『楽しく終わろう』を目指して行った。本当は吉本興業の許可も必要であるのだろうが、早く行いたかったため自分から声を掛けた。「はれのひ」の振り袖問題で周りは文句を言う割には動かない行動することが重要である。レターポット(注1)の利益の用途を考えていたため、今回の新成人を祝う会に充てた。武井壮やホリエモン(堀江貴文氏)も協力してくれた。」と述べた。

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▲写真 囲み取材を受ける西野亮廣氏 ©Japan In-depth 編集部

「はれのひ」に限らず、社会には様々な事件に巻き込まれ不利益を被るケースが後を絶たない。そうした時に、誰かが声を上げ、小さな善意が集ることで、心に傷を負った人を癒すことが出来るのなら、社会も少しは救われるのではないか。西野氏の呼びかけは、ともすれば傍観者や批評家になりがちな私たちと社会のかかわり方について考えるきっかけになったのではないだろうか。

しかし、今回も西野氏にしてやられた感は否めない。(編集長談)

 

注1)レターポット 

1文字5円で購入したポイントを使って、気持ちを伝えたい相手に手紙(レター)を贈ることができるサービス。受け取った人は文字数×5円の暗号通貨を受け取り、それを換金することができる。西野氏が運営している。

トップ画像:新成人と写真を撮る西野亮廣氏 ©Japan In-depth編集部

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