<「三足のわらじ」を履きこなす>元・モーニング娘。小川麻琴の東洋大講義への登壇も三年目に
元・モーニング娘。の小川麻琴さん(26)が東洋大学総合情報学部の授業「映像メディア概論」に外部講師として登壇した。
近年、タレント活動と平行して、アプリプロデューサーとしての活動も活発に行っている小川さん。東洋大への講師としての登壇も3年目となった。
「次世代メディアとしてのスマートフォン・アプリ」と題して、スマホ・アプリの持つメディアとしての今後の可能性についてデータを駆使した講義を行った。
初めて講師として登壇した2012年の頃にはまだ20%台だったスマートフォンの個人普及率も、現在では50%を超える。日々、状況が変化しているスマホ市場、アプリ市場の難しい動向分析などを、クイズ形式で行うなど、小川麻琴らしい手法でユニークに展開し、満席の教室の学生たちの興味を誘った。
授業では、今年の5月に出身地である新潟県柏崎市の「かしわざき大使」に就任したことをきっかけに、柏崎市のPRや地域ブランディングに期するようなアイディアを盛り込んだアプリの開発を企画し始めたことにも言及。現在進行形で進んでいるアプリプロデュースを事例として、リアルな授業を展開した。
講義の担当教員である藤本貴之准教授(38)は小川さんのアプリ・プロデューサーとしての活動を次のように語る。
「名前だけを利用したタレントアプリは山ほどあるが、実際に自分で手を動かして作り上げる作業に関わる人は少ない。プロデュースのスピードは必ずしも早い訳ではないが、それも実際に自分で考え、動いているからこそ。」
タレント活動、舞台活動と平行し、アプリ・プロデューサーとしても講演会や連載を持つなどの慌ただしい活動に加え、「かしわざき大使」という「三足のわらじ」をはきはじめた小川麻琴さん。
名前だけに留まらない「かしわざき大使」として活動を目指して、次回作のアプリ企画と「大使」活動の連動をも画策するその意気込みには、ファンならずとも注目したい。
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