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.国際  投稿日:2014/3/9

[現役女子大生・留学リポート]三木絵未奈の“異国の地で日々、奮闘中!”(6)バックパック中南米〜クスコ編


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三木絵未奈(立命館大学・カナダ留学中)

こんにちは!
カナダ・バンクーバーに留学中の私・三木絵未奈がチャレンジした、女一人・バックパックの中南米旅行。今回は、海岸沿いの街リマから標高3600mの街クスコを訪問です。

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クスコはアンデス山脈の中にありながら、石畳の道路にヨーロッパ風の建物が立ち並ぶ風情あるきれいな街。

image004かつてインカ帝国が栄えていたペルーの代表的な飲み物といえば、黄金色のインカコーラ!!このインカコーラの会社は数年前にコカコーラと販売契約をしたのですが、INKA KOLA とCOCA COLA、コーラのスペルが違うのです。

ペルーではこんな感じでスプライト、コカコーラに肩を並べて売られており、なんと国内シェアNo.1!ペルーに来たらまずはこれを探すバックパッカーも少なくありません。ビタミン飲料のような味でさっぱりとしていておいしい!ペルーに来たらぜひ飲んでください!

そしてペルーと言えばマチュピチュ!

ということでクスコからマチュピチュ行きの列車の駅に向かう途中、驚いたのが野良犬の多さ。これはペルーを訪れた旅行者が必ず感じることではないでしょうか。街中は食べ物を求めた犬や道路に寝転んだ犬たちであふれかえっていました。こんな風に死んだように倒れている犬たち(この犬たちは首輪をしていたので飼い犬かもしれない)や日本ではペットとしてかわいがられていそうな小さな犬まで。

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驚くと同時に、カナダに来る前に狂犬病の予防接種をしていてよかったと安心しました。これだけ観光地に野良犬がいると人に近寄ってきたり、店のくることも珍しくありません。衛生面で言えば、野良犬たちは主にごみをあさっているので完全に不潔。それは犬たちの見た目からも想像がつきました。

日本人は海外で野良犬を見るとまず「狂犬病」という言葉が浮かぶでしょうから、近づかないようにするのが普通だと思いますが、ペルーでは野良犬を飼い犬のように扱う人も珍しくないようで、街の人は嫌がる様子もなく普通に野良犬にさわっていることも私にとっては信じられませんでした。

ペルーでは狂犬病のリスクがあまり知られていないのだろうか、これだけ野良犬が放置されているのは、日本の様に野良犬を保護する施設がないからなのだろうか、一方で人々の動物を愛する心が熱いからなのだろうか・・・、いろんな考えが頭をぐるぐる回ってしまいました。しかし、日本のように野良犬を保健所で殺処分するより、街で自然に死んで行く方が動物にとってはいいことのなのかもしれないな、とも思いました。しかし、いずれにしろ、この野良犬問題は現地の人々だけでなく、旅行者にも衛生面、健康面で大きな危険を伴うため、特に観光地であるクスコでは、一刻も早く改善すべき点であると考えます。

さて、いよいよマチュピチュに向かっていった訳ですが、
それにしてもマチュピチュ、すべてがめちゃめちゃ高い。

まず、クスコからマチュピチュ村への移動は列車を使うのが一般的で、片道4時間で料金はクラスにもよりますが、相場は往復約100ドル。しかし高い分、とっても快適でした。

列車ペルーレイルバスで途中の駅まで向かってそこから3時間ほどかけて線路道を歩くという断然安い方法もありますが、これをするのは日本人バックパッカーくらいだという話を現地の人から聞きました。「どうして日本人はリスクを背負ってあんなに危険なことをするのか」となぜかだめ出しまでされました。

マピュピチュ村はもう観光地化しているのでレストランもお土産もクスコに比べて高い。それから、マピュピチュ村からマピュピチュまでバスで山道をのぼり約30分で往復20ドル。え?マピュピチュ村からまたバス乗るの?!って感じでした。マピュピチュの入場料は約45ドル。学生だと半額になります。

マチュピチュの先のとんがった山、ワイナピチュに上るならプラス10ドルかかります。

この通り、マピュピチュまでのアクセス費用は急激に高騰しています。私は2007
年の旅ブログなどを参考にして行きましたが、それと比べて価格は確実に上昇しており、今後も高騰していく見込みだとか。マチュピチュへの入り口であるクスコに新しく国際空港が建設されることが決定していることもあり、今後も観光客が増え続ける事を考えると、マチュピチュはさらにブランド価値が上がり、アクセス費用は上がり続けるでしょう。マピュピチュに行くなら出来るだけ早く行くことをお勧めします。

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これが世界遺産マピュピチュに行くまでの道のりか…とぶつぶついいながら上っていきましたが、この絶景を見ると何もかも忘れてしまいました!少し雲がかったマチュピチュはさらに幻想的でした!モデルのように次々とポーズを決めてくれるリャマに見送られてマピュピチュを後にしました。

次回は南米旅行機最終編、最終目的地であるボリビア、ウユニ塩湖に向かっていくところからお伝えいたします。

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【リポーター学生の紹介】三木絵未奈(みき・えみな)

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1993年京都生まれ京都育ち。立命館大学国際関係学部に進学。2013年2月から1ヶ月間アメリカのニュージャージー州へ留学。2013年8月から現在にかけてカナダのUniversity of British Columbiaに留学中。人種・性別・言語など人の“違い”を見つめ、アイデンティティーを尊重しあう社会”を築くために若い世代の私たちは何をすべきなのかということに興味を持ち、自分なりの答えを見つけ出すために、多文化国家であるカナダで日々多様性を感じながら模索しています。エネルギッシュに生きたい!! 人にパワーを与えたい!! 刺激的な毎日を求め、学生としても人としても成長するために留学を決意。とにかく人と関わることが好きで好奇心旺盛だけど一人の時間も好き。“人と同じ”ことがきらい、楽しむときはとことん楽しんでcrazyになる。この冬には南米旅行を計画中。また、カナダの託児所でのボランティアやカナダ西海岸での東日本大震災の瓦礫撤去ボランティアにも参加予定!異国の地で日々奮闘中の現役女子大生!


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