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.社会  投稿日:2014/1/13

[堀江敦子]仕事も子育てもしてみたい。でも私には無理〜両立を諦める理由は「自信がない」という現代女性のホンネ


堀江敦子(スリール株式会社・代表取締役)

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「日本初の、家庭内のインターンシップを実施しています。」

家庭内のインターンシップ? 企業ではなく? そう不思議に思われる方は多いと思います。スリールのワーク&ライフ・インターンは、4ヶ月間週1−2回、共働きの家庭に入り、仕事と子育ての両立のリアルを学ぶインターンシップです。家庭には子育てサポートを、大学生にはキャリア教育を。設立から3年間で200名以上の大学生(1割が男性)がインターンを行ってきました。現在、出産を期に退職する人は約60%。(国立社会保障・人口問題研究所「第13回出生動向基本調査(夫婦調査)」)大学生の60%が専業主婦指向という調査もあります。(2010年 ユーキャン・アイシェアの合同調査)

「あれ?みんな仕事と子育てを両立したくないの?」「時代が逆行してきたのかも。」そんな風に思う人も多いかもしれません。実はこの回答の理由を聞いてみると、現代女性のホンネが見えてきます。大学生が専業主婦を希望する理由を聞いてみると、「仕事が辛そうだから。子育ても大変そうなのに、両立なんて無理。仕事をしたら、子どもが可哀想」と答えています。つまり、仕事と子育ての両立に対し、漠然としたネガティブイメージがあり、仕事を諦めている状況があるのです。

毎年50回以上大学で講演をする中で聞いてきた意見は、「自分たちの母親は専業主婦だったため、『子育てと家事は全て女性が。それができた上で仕事も完璧にしないと、両立なんてしてはいけない。』と思っています」というもの。「全てを完璧にしないと両立はしてはいけない」時代が変化しても、この固定概念が彼女達に見えない天井となっているのです。

私たちのスリールでインターンシップを行う大学生の多くは、このような想いを持った「モヤモヤ学生」。「私なんて…」と言ってなかなかアクションが出来ない人でもあります。しかし、こんなモヤモヤ学生達は、4ヶ月を経てどう変わるのか。

  •  「子どもは、両親が働いている事を自慢に思ってるんだ!」
  • 「実は仕事があるからこそ、子育ても楽しめている」
  • 「仕事も子育ても、自分だけでやらなくて良い。多くの人とシェアすることで、こどもの成長にとっても良いんだ!」
  • 「両立を実現するためには、まずは若いうちに仕事のスキルを上げていかないといけない。仕事頑張ろう!」

など、仕事と子育ての両立の、良い部分も大変な部分もリアルに知る事によって、働くことに対して、前向きな感情が生まれてきます。インターンシップ卒業後は、営業職やSEなど、若いうちから仕事へのモチベーションを高め、社会人3年目には異例の営業マネージャーになる人も出てきました。

仕事と子育ての両立。実際に実施しにくい環境もありますが、まずは「リアルな現場」を事前に見る事で、自分が「やってみたい!」と思う人が増えない限り、全ての人が実現できる社会にはならないと考えます。スリールは、誰もが自分らしい人生を生きながら、笑顔で子どもを産み育てられる社会を実現するために、「意識と環境」を変える取り組みを行っています。

これから、私たちの活動を通して見えてくる「仕事と子育ての両立」を実現してゆくための「意識と環境」の変化に書いてゆきたいと思います。

 

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