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.政治  投稿日:2026/10/25

「1人の中道」に政党交付金、来年は? 階猛氏が語った合流構想


        執筆者:安倍宏行(Japan In-depth編集長・ジャーナリスト) 

本稿のポイント

  • 階猛幹事長は、1人が残る中道改革連合だけでなく、会派で続く政治活動も見てほしいと説明した。
  • 来年、清算業務を終えた中道と民主改革の会が合流し、交付金の受給権が移る構想を語った。
  • 複雑な形になったことは反省点とし、中道政治の実現に向けた説明を続ける考えを示した。

 

所属議員が1人となった中道改革連合に、なぜ政党交付金が入るのか。来年も受け取るのか。民主改革の会の階猛幹事長は、Japan In-depthチャンネルに出演し、現在の形に至った経緯と、清算後に両党が合流する構想を説明した。「形態は変わっても中身は変わってない」という階氏。その説明は、受け取りを疑問視する声にどう答えるものなのか。編集長の安倍宏行が聞いた。

本編動画はこちら

民主改革の会 階猛幹事長「『民革』執行部初出演 国会の勝算は?」(2026年10月23日公開)

なぜ「1人の党」に交付金が入るのか

民主改革の会という新党ができ、公明党系議員は公明党へ戻った。一方、元の中道改革連合には1人が残る。その党になぜお金が必要なのか。安倍が政党交付金への批判を取り上げると、階氏は、選挙で掲げた中道政治を維持し、発展させる考えは変わっていないと答えた(5分7秒〜)。

階氏が求めたのは、残った1人だけで判断しないでほしい、ということだ。元のメンバーは会派という形で活動を続けている。「形態は変わっても中身は変わってない」と述べ、そのまとまりも含めて理解してほしいと説明した(6分9秒〜)。

党の形は変わったが、理念や政策は引き継いでいる。それが階氏の説明の出発点である。では、同じ中道政治を目指すのであれば、なぜ議員が元の党に残る形を取らなかったのか。

当初は立憲系が残る案だった

「来年以降はどうなるのか」。安倍が踏み込むと、階氏は当初考えていた案にさかのぼった(7分20秒〜)。

階氏によれば、当初は立憲民主党系の議員が中道改革連合に残り、公明党系の議員が離党して公明党に戻る形を想定していた。その場合、中道が持つ交付金の受給権を維持し、全国で活動する約140人の総支部長を支援しながら、公明党と連携できると考えていたという。

ただ、公明党側には、自分たちだけが中道から離れれば、中道を見限ったような印象になるという考えがあった、と階氏は説明する。中道政治を続ける点は変わらないため、立憲系と公明系を対等な形にしてほしいという話になり、双方が離党し、1人を残す形を取ったという(8分15秒〜)。

公明党が臨時国会から新しい形態で活動したいとしていたことも、階氏は挙げた。3党合流が実現しないなか、小川淳也代表と新たな形を模索した結果が、民主改革の会の結成だったという(6分41秒〜)。

来年はどこが受け取るのか

階氏は続いて、中道が清算業務を終えたところで民主改革の会と一つになり、元の中道が持っていた交付金の受給権が合流先に移る構想を語った(8分56秒〜)。

公明党系が離れ、立憲系が中道に残る。当初考えていた形と、紆余曲折を経た来年の形は、受給権を持つ側という点では同じになる、という説明である。

安倍は、1人が残る現在の中道がそのまま来年分を受け取るのではなく、民主改革の会との合流後の党に入るということか、と確認した。階氏は同意し、現時点では民主改革の会も公明党も政党交付金を受け取っていないと説明した(10分10秒〜)。

「別れる前と変わってないんですよ、もらう額は」。階氏はそう述べ、複数の党が重ねて受け取っているという見方を否定した(11分0秒〜)。ここで語られたのは階氏が描く今後の構想と、現在の受け取り方についての説明である。

「複雑なやり方」は反省点

階氏は、説明の難しさも認めている。「複雑なやり方をしてしまったところは反省点」と述べ、中道政治を実現するためにこの形を取ったのだと、丁寧に説明するしかないと語った(11分34秒〜)。

なぜ1人を残し、来年はどうするのか。党、会派、合流後の姿を分けて聞くことで、階氏の説明が見えてくる。一方、その説明を有権者が納得できるかは、なお問われる。

本編の7分20秒からは、安倍が来年の扱いを問い、階氏が当初案、公明党側の考え、合流構想へと順を追って答えている。さらに10分10秒からの確認質問で、何が誤解されていると考えているのかが具体的になる。要点だけでは伝わりにくいこの応答を、ぜひ本編で確かめてほしい。

本編動画はこちら

民主改革の会 階猛幹事長「『民革』執行部初出演 国会の勝算は?」(2026年10月23日公開)

番組で語られたそのほかの論点

  • 12:29 公明党との会派と選挙協力
  • 18:16 消費税は減税より給付――対案の考え方
  • 30:42 議員定数削減と選挙制度改革の順番
  • 38:25 泉健太氏の新党不参加
  • 40:31 小川代表の「旧民主の再結集」発言

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よくある質問(FAQ)

Q1.階猛氏は、なぜ1人が残る中道への交付金を問題ないと説明したのか。

A1.中道政治の理念や政策は変わらず、元のメンバーによる活動も会派で続いているため、残った1人だけでなく全体を見てほしいと説明した。

Q2.来年の政党交付金について、何を語ったのか。

A2.中道の清算業務が終わった後に民主改革の会と合流し、受給権が合流後の党に移る構想を説明した。合流が完了したという発言ではない。

Q3.階氏は現在の形について反省点も述べたのか。

A3.複雑なやり方になったことを反省点として挙げ、丁寧に説明していく考えを示した。

トップ写真)民主改革の会 階猛幹事長

ⒸJapan In-depthチャンネル

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この記事を書いた人
安倍宏行ジャーナリスト/元・フジテレビ報道局 解説委員

1955年東京生まれ。ジャーナリスト。慶応義塾大学経済学部、国際大学大学院卒。

1979年日産自動車入社。海外輸出・事業計画等。

1992年フジテレビ入社。総理官邸等政治経済キャップ、NY支局長、経済部長、ニュースジャパンキャスター、解説委員、BSフジプライムニュース解説キャスター。

2013年ウェブメディア“Japan in-depth”創刊。危機管理コンサルタント、ブランディングコンサルタント。

安倍宏行

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