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.政治  投稿日:2026/11/3

国民民主党・定数削減合意は「満点」足立康史氏が語る3つ目の大金星


執筆者:安倍宏行(Japan In-depth編集長・ジャーナリスト)

【本稿のポイント】

・足立康史参議院議員は、3党合意を国民民主党にとって3つ目の「大金星」と評価し、「満点」と述べた。

・「45よりマシ」という説明について、足立氏は「マシではなく仕方ない」としつつ、統一名簿方式など野党の要求を与党に飲ませた成果だと語った。

・足立氏は定数削減そのものは「必要ない」としつつ、多数派が実行するものは止められないという現実論を示した。

国民民主党の定数削減合意は成功だったのか。国民民主党の足立康史参議院議員は、2026年11月2日のJapan In-depthチャンネルで、自民党・日本維新の会・国民民主党の3党合意を「3つ目の大金星」、「満点」と評価した。ガソリン暫定税率の廃止、103万円の壁の引き上げに続く成果だという。評価の根拠と、批判へのスタンスを聞いた。

本編動画URL:【緊急ライブ】「定数削減/消費減税 勝ち筋は!?」 配信日時:2026年11月2日(月)16:15〜

国民民主党は何に合意したのか?

自民党、日本維新の会、国民民主党の3党は2026年10月29日、衆議院の議員定数を31削減し、削減は比例代表で行うことで合意した。議席の配分方式をドント式から修正サンラグ式に改め、統一名簿方式を可能にすることも含まれる。国民民主党の公式サイトによると、榛葉賀津也幹事長は、連立与党が約束した45削減に対し、自民党が31、国民民主党が19を示し、国民民主党の主張も取り入れた実質7項目の修正で合意に至ったと説明している。

足立康史氏はなぜ「3つ目の大金星」と呼ぶのか?

足立氏が「3つ目」と数えるのは、ガソリン暫定税率の廃止、103万円の壁の引き上げに続く成果だからだ。足立氏は「私は今回の合意は3つ目の大金星だと思います」と語り、国民民主党の歴史上、記録に残る成果だと位置づけた(13分8秒〜)。

足立氏が特に挙げたのは統一名簿方式である(13分27秒〜)。足立氏は、政党が合流しなくても連立を可能にする仕組みだと説明する(21分20秒〜)。評価は最終的に「満点」という言葉に行き着く(17分22秒〜)。なぜそこまで言い切るのか。その理由は、足立氏本人の言葉で動画を見てほしい。

「45よりマシ」という説明は誤解を呼ぶのか?

筆者は、玉木雄一郎代表の会見での説明が「45よりマシなものになった」という言い方だったことに触れ、「誤解を呼ぶのではないか」と足立氏に尋ねた(15分15秒〜)。

足立氏は「マシ」ではなく「仕方ない」だと答えた。与党が選挙で勝ち、連立合意にも「1割」と書かれている以上、多数派が実行するのは止められない。反対しても通るというのが現実論だという。そのうえで、45が31になり、統一名簿方式など野党が言ってきたものを与党に飲ませたのだと語った(15分33秒〜16分21秒)。

筆者は、そこを評価すべき点として伝えないと、「仕方なく」「マシに」という言い方ではネガティブに響くのではないか、と指摘した。(16分21秒〜)。

それでも定数削減は止められないのか?

なぜ比例だけを削るのか、本丸の政治改革をおろそかにしたのではないか。この批判に対し、足立氏はまず「減らす必要はないと思います」と述べた(13分35秒〜)。放置すれば45になるところを31にとどめ、修正も入ったので「これで行くしかない」という立場だ(14分6秒〜)。

筆者が、国民民主党はこれまで比例だけを削るのは本来の筋ではないと言ってきたのに、なぜ妥協したのかと重ねて尋ねると(14分54秒〜)、足立氏は、衆議院の選挙制度を決めるのは多数を持つ与党だという現実を挙げた(14分26秒〜)。

そのうえで、与党がすでに法案を出し、継続審議になっていた以上、反対しても通るというのが現実だと説明する。「お手上げ白旗状態なんですよ、基本は」とも述べた。(16分49秒〜)。選挙結果で政策が動くのは民主主義国家としてむしろ健全だとも語っている(16分33秒〜)。

合意の評価をめぐる足立氏の見立ては、これだけではない。党内で止めようとしたという「19減」の舞台裏や、吉村洋文代表の発言への見方など、ここに書ききれなかった話は、ぜひ動画で確かめてほしい。

本編動画URL:【緊急ライブ】「定数削減/消費減税 勝ち筋は!?」 配信日時:2026年11月2日(月)16:15〜

◆番組で語られたそのほかの論点

・「19」は不要だった、党内で止めようとした舞台裏(31分51秒〜)

・吉村洋文氏の「玉木氏は信用できない」発言への見方(33分35秒〜)

・副首都法は来年度予算の要求なし、と足立氏が語る内閣官房とのやり取り(36分13秒〜)

・消費減税とバーター、「環境整備」になるという見方(43分17秒〜)

・国保逃れ対策への取り組み(50分20秒〜)

【よくある質問(FAQ)】

Q.衆議院の定数は何人で、比例代表は何議席ですか?

A.衆議院議員の定数は465人で、うち289人が小選挙区選出、176人が比例代表選出です(総務省「選挙の種類」)。

Q.衆議院の比例代表は、どのように議席が決まりますか?

A.比例代表の議席は、全国11のブロックごとに定められています(総務省「選挙の種類」)。

トップ写真:国民民主党足立康史参議院議員 ⓒJapan In-depthチャンネル




この記事を書いた人
安倍宏行ジャーナリスト/元・フジテレビ報道局 解説委員

1955年東京生まれ。ジャーナリスト。慶応義塾大学経済学部、国際大学大学院卒。

1979年日産自動車入社。海外輸出・事業計画等。

1992年フジテレビ入社。総理官邸等政治経済キャップ、NY支局長、経済部長、ニュースジャパンキャスター、解説委員、BSフジプライムニュース解説キャスター。

2013年ウェブメディア“Japan in-depth”創刊。危機管理コンサルタント、ブランディングコンサルタント。

安倍宏行

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