［現役女子大生・留学リポート］三木絵未奈の“異国の地で日々、奮闘中！”(3)バックパック中南米〜メキシコ編

.国際　投稿日：2013/12/27

［現役女子大生・留学リポート］三木絵未奈の“異国の地で日々、奮闘中！”(3)バックパック中南米〜メキシコ編

三木絵未奈（立命館大学・カナダ留学中）

ただいま！　約３週間の南米バックパック一人旅を終えてカナダに帰国しました！初めて足を踏み入れた南米でまたたくさんのことを感じ、学び、たくさんの人と出会い、いろんな生き方を学びました。初めての一人旅だったので、出発前は不安の方が大きく、旅中もトラブルだらけでしたが、旅を終えてみると満足感しか残りませんでした。

＊１カ国目メキシコ（１日目）＊

メキシコは想像通り、情熱的で陽気でラテンの色が漂う素敵な国でした。比較的情報量も多くガイドブックにも観光スポットが詳しく記載されているので、ポイントを押さえて観光することが出来ます。

（ティオティワカン　月のピラミッドからの絶景）

古代遺跡ティオティワカンでは、神秘的なパワーを感じ、エネルギーをもらいました。ただ、高度2000m以上の地で急なピラミッドの階段を上るのはかなりしんどかったです。写真を頼んだりすると、一人で旅してるの？勇気あるね！気をつけてね！とよく声をかけてもらい、人の暖かさに心が暖まりました。

（ティオティワカン　月のピラミッドの前で）

＊１カ国目メキシコ（２日目）＊

２日目は飛行機トラブルの際に仲良くなったメキシコ人の女性の家に滞在させていただきました。すごくパワフルな方でおいしいご飯と楽しい会話で旅での不安が一気に消えていきました。メキシコシティに帰れる場所が出来ました。

（仲良くなったメキシコ人女性）

しかし２日目にしてお金を落とすというハプニングがおきました。現金は必ず分けて保管するように言われていたので、一部を封筒に入れて腹巻きの中に入れていたのですが、家にたどり着いたときにその封筒がないことに気づき唖然。現金を服の中に保管する際は落ちないように巻きつけておくことをお勧めします。

お金関連でいくつか学んだことは、スペイン語で100まで数字をきちんと覚えること。数字くらいなら初心者の方でもすこし時間をかければ覚えられると思います。そうすると、ぼったくられることもないですし、値切り交渉もしやすくなります。またタクシーの値段や、お土産の値段などの相場を知っておくことも重要です。観光客とわかればやはり値段を高めに設定してくるので、ある程度の相場を知っておくことは旅をする上でとても役に立ちました。

そして、私が驚いたのはメキシコの公共交通機関の料金の安さ。地下鉄はどこまで乗っても1回3ペソ、つまり約24円でどこまでも行けます。本数も多く、わかりやすいので、利用しやすいです。駅構内や車両では物売りの人々が大声を出してものを売っていたり、楽器を演奏していたりと、メキシコでしか味わえない雰囲気を味わうことも出来ます。

公共のメトロバスはプリペイド式なのですが、カードがない場合はチャージしている人に7ペソ渡して自分の分までチャージしてもらって入れてもらうという形で乗ることが出来ます。距離は関係ありません。私はずっとその方式で乗っていましたが、嫌がる顔をする人はいませんでした。市民が多く利用しており、女性専用車両もあるので快適ですし、このバス専用の車線があるので、渋滞知らずです。ただ、どの交通機関も車内放送がないので、常に駅やバス停をチェックしながら乗る必要があり、なれるまで大変でした。

さらに、なんとも驚かされたのが南米の長距離バスの快適さ。バスターミナルには多くのバス会社が並んでいます。

（北バスターミナルの様子）（乗車前のフードサービス）

メキシコシティから５時間ほどのところにあるグアナファトという小さな街に行く際に長距離バスを利用しました。料金は往復で1064ペソなので8000円ほど。乗車する前にドリンクと軽食がもらえます。メキシコでは水道水が飲めないので、ここでのボトル水のサービスはありがたかったです。

乗車してみると設備のすごさにまたまたびっくり。

（車内の座席）（広くてリクライニングができるソファーのような座席）

そして各座席にはタッチパネル式のテレビが！各座席についているタッチパネル式テレビ！映画も音楽も聴けます。もちろんバスはトイレ付き。しかも乗客が少ないので、ゆったりと席を使うことが出来ます。まさに飛行機のビジネスクラスのような座席で、日本の長距離バスよりも断然快適でした！初めて日本が負けたなと感じた瞬間でした（笑）。このバスに５時間乗車し、世界遺産の街グアナファトに移動しました。

さて、次回はグアナファトの素敵な町並みを紹介します！

【リポーター学生の紹介】三木絵未奈（みき・えみな）

1993年京都生まれ京都育ち。立命館大学国際関係学部に進学。2013年2月から1ヶ月間アメリカのニュージャージー州へ留学。2013年8月から現在にかけてカナダのUniversity of British Columbiaに留学中。人種・性別・言語など人の“違い”を見つめ、アイデンティティーを尊重しあう社会”を築くために若い世代の私たちは何をすべきなのかということに興味を持ち、自分なりの答えを見つけ出すために、多文化国家であるカナダで日々多様性を感じながら模索しています。エネルギッシュに生きたい!! 人にパワーを与えたい!! 刺激的な毎日を求め、学生としても人としても成長するために留学を決意。とにかく人と関わることが好きで好奇心旺盛だけど一人の時間も好き。“人と同じ”ことがきらい、楽しむときはとことん楽しんでcrazyになる。この冬には南米旅行を計画中。また、カナダの託児所でのボランティアやカナダ西海岸での東日本大震災の瓦礫撤去ボランティアにも参加予定！異国の地で日々奮闘中の現役女子大生！

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