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.政治  投稿日:2025/1/22

石丸新党「政治が変わっていくという点で興味深い取り組み」国民民主党古川元久代表代行


安倍宏行(Japan In-depth編集長・ジャーナリスト)

編集長が聞く!

【まとめ】
・協力を示唆する石丸新党に対し、古川氏は「政治が変わっていくという点で興味深い取り組み」と評価。
・地域の課題に特化した政党として石丸新党に関心を示すも、共闘の可能性については明言せず。
・国民民主党の候補者が石丸新党からも出馬する可能性については「今の時点では分からない」。

15日に旗揚げされた石丸新党「再生の道」の会見にて、石丸氏は都議選における国民民主党の支持層が自党と被ると予想し、石丸氏は国民民主との連携の可能性について、「これから玉木さんと相談したい。話はできるのではないか」と述べた。

国民民主党は前回の都議選にて都民ファーストとの協力関係を築き挑んだ実績がある。この夏の都議選に向け、石丸新党をどう評価するか、国民民主党古川元久代表代行の定例会見で聞いた。

古川氏は「石丸さんの新党はなかなか面白い考えだなと思う。いろいろ新しい試みをやられるということは、政治が変わっていくという点で興味深い取り組みだと思う」と述べ、一定の評価を示した。

一方、地域政党そのものに対しては、30年ほど前の自著、『豊かさの罠』を引用しながら「国政政党と地方政党は別に一気通貫では無く別々でも良いと思っている。地域の課題に特化した政党として、石丸氏の取り組みはあるべき一つである。関心を持って見ていきたいなと思う」と述べ、新党との共闘の可能性については明言しなかったものの、肯定的な考えを示した。


写真)古川元久国民民主党代表代行
ⓒJapan In-depth編集部


また、石丸新党は任期上限の条件を守れば、他党との掛け持ちも認めている。したがって、国民民主の候補者が石丸新党からも出馬することが可能になる。むしろ、その方が石丸氏のネームバリューを土台に当選確率が上がるとも考えられる。安倍編集長が、「(石丸新党からも出馬することは)国民民主党にとって悪いことでは無いと思うが、どう思うか」と質問した。

これに対し古川氏は「玉木氏と石丸氏は個人的な付き合いもあり、話をしてみたいということにはなっているが、党としては立ち上げたばかりなのでもう少し様子を見てみないと今の時点では分からない状況だ」と、こちらも明言を控えた。


(了)

冒頭写真)古川元久国民民主党代表代行
ⓒJapan In-depth編集部




この記事を書いた人
安倍宏行ジャーナリスト/元・フジテレビ報道局 解説委員

1955年東京生まれ。ジャーナリスト。慶応義塾大学経済学部、国際大学大学院卒。

1979年日産自動車入社。海外輸出・事業計画等。

1992年フジテレビ入社。総理官邸等政治経済キャップ、NY支局長、経済部長、ニュースジャパンキャスター、解説委員、BSフジプライムニュース解説キャスター。

2013年ウェブメディア“Japan in-depth”創刊。危機管理コンサルタント、ブランディングコンサルタント。

安倍宏行

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