参政党に「見習うべきことは多い」国民民主・礒﨑哲史氏が語る組織の課題
執筆者:安倍宏行(Japan In-depth編集長・ジャーナリスト)
本稿のポイント
・礒﨑氏は、国民民主党と参政党には、党の成り立ちやネット活用に違いがあると指摘した。
・党員・サポーターへの情報提供と関係強化を進め、党として発信する体制の充実を目指す。
・新たな人が政治に挑戦できる環境づくりでは、参政党に「見習うべきことは多い」と述べた。
国民民主党は、ネットで得た支持を、共に活動する仲間の輪へと広げられるのか。10月21日のJapan In-depthチャンネルに出演した礒﨑哲史参議院議員は、参政党とのネット活用の違いに触れ、新しい人が政治に挑戦する環境づくりには「見習うべきことは多い」と語った。党員・サポーターとどうつながり、候補者の裾野をどう広げるのか。コミュニケーション統括本部長を務める礒﨑氏に、安倍編集長が具体策を聞いた。
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2026年10月21日(水)13:30~「党員・サポーターと共に闘えるか!?」ゲスト:礒﨑哲史氏(国民民主党・参議院議員)
新しい党でも、活動は「若干古風」
安倍編集長は国民民主党のネット上の支持をどう見るかと問いかけた。礒﨑氏は、選挙時に支持する政党を明確にした人が、選挙後には支持なしに戻る動きがあると説明。中道に位置する自党は、左右の双方から批判を受け、どっちつかずに見られることもあるとの認識を示した。
続いて議論は、参政党との違いに移った。安倍編集長が、参政党では党員への情報提供や自主的な勉強会が活動につながっているとして、国民民主党の取り組みを尋ねると、礒﨑氏は党の成り立ちに言及した。
新しい政党でも、立ち上げ時の国会議員や地方議員には、経験を積んだ人が多かった。そのため活動には「若干古風」な面がある。一方、参政党は当初からネットで考えを発信する力が強く、ネットに対する知識や活用の意識に、出発点の違いがあると語った。
「しょうがない」と諦めれば巻き返せない、との認識を示した礒﨑氏は、支持者との関係を強めるシステムの導入や、情報発信の強化につなげて説明した。41分からのやり取りでは、党自身がネットの支持をどう捉えているのか、その認識を聞くことができる。
玉木代表の発信を、党全体で支えられるか
党員・サポーターに、党の考え方をどう届けるのか。番組では、政策の理解を支える情報提供についても議論した。
安倍編集長は、消費税をめぐる報道やネットの議論を例に、党員・サポーターも説明の違いに迷うのではないかと質問した。礒﨑氏は、従来は代表や政調会長の記者会見、政策の発表というところで止まっていた面があると説明。メールでの直接の連絡や、解説動画を届ける方法に言及した。
その土台となるのが、CRMと呼ばれる関係管理の仕組みだ。礒﨑氏は、党員・サポーターや将来の支持者との関係を強める意味で使っていると説明。関心に合った情報やイベントの案内などを届け、つながりを深める考えを示した。
ただ、仕組みがあっても、実際に情報を作り、届ける人が必要になる。礒﨑氏は、職員が少なく、議員と秘書も担いながら活動してきた事情を語り、体制が少しずつ大きくなり、専門人材を内部で育てられるようになってきたと説明した。
安倍編集長は、玉木雄一郎代表の発信に加え、コミュニケーション統括本部からの発信も増やしてほしいと求めた。構想を実行に移す体制は整うのか。26分27秒以降の政策の伝え方をめぐる応答と、40分からの問いかけを併せて見てほしい。
仕事を辞めなければ、立候補できないのか
組織づくりの課題は、情報発信だけではない。安倍編集長は、一般の仕事や暮らしを経験している人を、もっと候補者として迎える必要があるのではないかと問いかけた。
礒﨑氏は、政治に関心を持ち、新しく飛び込む人が増えなければ、政治は変わっていかないと応じた。新たな挑戦者が挑戦できる環境をつくり、ハードルを下げる必要がある。その意味で、参政党の取り組みには「見習うべきことは多い」と述べた。
さらに、立候補のために今の仕事を辞めなければならない状況にも問題を提起した。生活基盤を手放さなければ挑戦すらできない環境でよいのか。兼業を認め、会社側も送り出せるような形を目指したいと語った。
ここでの参政党への評価は、新しい人が政治に挑戦できる環境づくりについてのものだ。 仕事や生活を守りながら政治に関われる道をどうつくるかという、候補者を迎える側の課題が語られている。
党員・サポーターへの情報提供、党本部の発信力、そして新たな候補者。国民民主党は、それぞれを実際の活動につなげられるのか。47分02秒から、安倍編集長の問いに礒﨑氏がどう答えたのか。「見習うべきことは多い」に続く、仕事と立候補をめぐる発言まで、本編で確かめてほしい。
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2026年10月21日(水)13:30~「党員・サポーターと共に闘えるか!?」ゲスト:礒﨑哲史氏(国民民主党・参議院議員)
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よくある質問(FAQ)
Q1 礒﨑氏は、参政党の何を評価したのか。
A1 政治に関心を持った新しい人が挑戦できる環境づくりについて、「見習うべきことは多い」と述べた。
Q2 国民民主党のネット活用の課題をどう説明したのか。
A2 党の成り立ちや所属議員の経験を背景に、活動に「若干古風」な面があると説明。参政党とはネット活用の出発点に違いがあるとの見方を示した。
Q3 仕事を続けながら立候補できる制度は決まったのか。
A3 番組では、兼業や会社側の理解を得られる環境を目指したいと語った。具体的な制度の決定を発表したものではない。
関連リンク
「党員・サポーターと共に闘えるか!?」ゲスト:礒﨑哲史氏(国民民主党・参議院議員)2026年10月21日(水)13:30~
トップ写真)国民民主党 礒﨑哲史参議院議員
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この記事を書いた人
安倍宏行ジャーナリスト/元・フジテレビ報道局 解説委員
1955年東京生まれ。ジャーナリスト。慶応義塾大学経済学部、国際大学大学院卒。
1979年日産自動車入社。海外輸出・事業計画等。
1992年フジテレビ入社。総理官邸等政治経済キャップ、NY支局長、経済部長、ニュースジャパンキャスター、解説委員、BSフジプライムニュース解説キャスター。
2013年ウェブメディア“Japan in-depth”創刊。危機管理コンサルタント、ブランディングコンサルタント。












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