ゴーンと司法
.政治  投稿日:2019/9/13

「財政出動が必要」前内閣府兼復興大臣政務官安藤裕氏


細川珠生(政治ジャーナリスト)

Japan In-depth編集部(髙橋十詠)

「細川珠生のモーニングトーク」2019年8月31日放送

【まとめ】

・デフレ完全脱却のためには、財政出動をもっとやるべき。

・不寛容な社会の在り方が自由な議論を抑制している。

日本の未来を考える勉強会「若手の立場の意見、経済政策案をしっかり提言していく。」

 

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本日のゲストは、自民党衆議院議院で前内閣府兼復興大臣政務官の安藤裕(あんどうひろし)氏。安藤氏主宰の「日本の未来を考える勉強会」の活動について、政治ジャーナリストの細川珠生が話を聞いた。

 

日本の未来を考える勉強会では、経済政策を中心に提言をまとめているが、細川氏はまず勉強会を始めたきっかけを聞いた。

 

安藤氏が選挙に初めて出たのは平成24年で、そのときの1番大きな自民党のテーマは、20年間つづくデフレからの完全脱却だった。そのためにアベノミクスは3本の矢(金融緩和、財政出動、成長戦略)とする経済政策をたてた。

 

安藤氏は、「この勉強会を立ち上げた2期目の途中までは、アベノミクスはしっかりやれば間違いなくデフレから脱却できるなと思っていた」というが、今に至るまでデフレ脱却宣言はできていない。

 

このまま若手議員で先輩達が決めることに従うのではなく、若手でも「こうするべきではないか」としっかり意見を出して、提言をまとめてく姿勢をとろうという意図で勉強会を始めたという。

 

安藤氏は、「初めて当選したときから、少人数での勉強会はやっていた。そのとき、内閣官房参与で京都大学の藤井聡先生に指導いただいた。なかなかデフレ脱却できない、そんなときにもうちょっと幅を広げて、うちの同期全員に声をかけて始まってのがこの勉強会。」と述べた。

©Japan In-depth編集部

 

また細川氏は、デフレではなくても、完全に脱却していない現状について、どのような政策が必要か聞いた。

 

これに対し安藤氏は、「財政出動をもっとやらなければいけない」と述べた。内閣の方針は、「経済再生なくして財政再建なし」だが、財政再建するためにも、デフレ脱却が先決だとの考えを示した。

 

安藤氏は、「アベノミクスが始まる前まではずっと緊縮財政だった。政府は金を使うな。財政が厳しいから、政府支出は削減するのが正しい、というのが流れだった。そこでアベノミクスは、財政再建の前に経済再生が必要だが、それではデフレから脱却できない。そのために財政支出を拡大することが必要だから第2の矢を撃った。その原点に戻り、それをしっかりやるべきだ。」と述べた。

 

また細川氏は、自民党は女性の活躍のために様々手厚い施策を打っているが、「女性が活躍すること」と、「教育をきちんとすること」の両立が難しいにことについて触れた。その上で日本の教育について議論すべきことは何か、聞いた。

 

安藤氏は、OECDの中でも日本が教育にかける予算は小さいことを説明し、「教育にはお金がかかるので、子どもを持ちたくても持てないのが現状。教育に対する予算はもっと拡大するべき」と述べた。さらに、「今度から幼児教育無償化をやることになったが、1番お金かかるのは大学。昔は国立大学の授業料は安かったが、今は結構高い。全部の教育を無償化すべきとは思わないが、少なくとも国公立の高等教育はもっと安くていいと思う。また、給付型の奨学金ももっと拡大していい。」と述べた。

 

さらに細川氏は、自民党政権、安倍政権が7年になろうとしていて、なかなか新しい発想が生まれにくいことについて指摘した。細川氏は、「個人個人はいろんな政策をもってるけれども、党として決定していくことにバリエーションが生まれない。若手の議員が、今までとは違う角度から、より強固にしていく活動が非常に重要だ。」と述べ、若い議員が自由に議論できる自民党内の雰囲気をどうつくっていくのか聞いた。

 

安藤氏は今の党内の雰囲気について、「比較的自由な発言ができると思う。」とした上で、「真意じゃないのに、マスコミに一部だけとりあげられて叩かれることがある。そういうことがなければ、もっとみんな本音ベースでの議論ができると思う。」と述べた。

 

最後に細川氏は、今後この勉強会でやってきたいテーマについて聞いた。安藤氏はまず、他の国は少子化でも経済成長してるのに、日本のGDPは500兆円くらいで横ばいになっており、経済力が落ちていることをついて指摘した。

 

また、「我々がこどもの頃は、世界の中でも豊かな国で、先進国のプライドをもって暮らすことができた。子ども達にそれを残せるかどうかの瀬戸際にいる。やらなければいけないのは、我々の暮らしを次の世帯に残していくこと。20年間停滞してきたのは、はっきり言って、経済政策のどこかがうまくいっていなかった。」と現状を振り返り、「若手議員の立場で検証し、やるべき経済政策をしっかりと提案としてまとめて、自民党の政策に反映していければいい」と決意を述べた。

 

トップ画像:©Japan In-depth編集部

 

(この記事はラジオ日本「細川珠生のモーニングトーク」2019年8月31日放送の要約です)

「細川珠生のモーニングトーク」

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