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.経済  投稿日:2014/5/7

<原宿から世界に”happy”を!>今、世界中で話題のビデオの仕掛け人を直撃


Aya(ライター)

 

とびっきり楽しい、底抜けにハッピーなビデオが公開された!

それが、“#harajukuhappytimes

合言葉は「Happy!」。あの、Pharrell Williamsの大ヒットナンバー「Happy」に合わせて、原宿に関わる人々が原宿を舞台に踊る動画「#harajukuhappytimes」公開1週間で再生回数23万回目前と世界中から注目を集めているこのビデオ、一体だれが仕掛けたのだろう?

もともと、神宮前にフレンチレストラン「レストランI」を営むシェフの松嶋啓介氏が、「原宿のエキサイティングな魅力をもっと多くの人に伝えたい」と、若きクリエイターを集め、何かできることはないかと知恵を絞っていた。そんな中、今年3月末のある日、松嶋氏の店の前を、大音量で「happy」を流すPharrell Williamsの宣伝車が通った。「これだ!」とひらめいた松嶋氏。翌日チームを集め、計画は動き出した。

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#harajukuhappytimesを制作したクリエイター達
黒川隆介、八尾良太郎、柴崎卓郎、富田直樹

原宿神宮前商店会の副会長である株式会社ハイパーハイパーの早川千秋社長も巻き込み、皆ですぐ渋谷区長に出演依頼へ向かった。答えは「OK」。凄まじい勢いでプロジェクトは進行していく。

なにせPharrell Williamsのニューアルバム発売は4月30日。そのタイミングに動画を発表したい。また日本の魅力を伝えたいとなれば、お花見の映像は外せない!桜の見ごろは次の週末が最後。猛烈にタイトなスケジュールの中、プロジェクトは松嶋氏が集めた、原宿をこよなく愛する四人のクリエイターに託された。

撮影初日は、お花見の人で溢れる代々木公園。ビデオカメラではなく、一眼レフカメラの動画モードで。とにかく自分たちが楽しもう、と役割分担も特になく、曲を流し、自分たちがノリノリで踊りながらカメラを回した。その雰囲気に飛び込んで踊ってくれた人が、アシスタントになってくれたり、「この人を映して!」と友達を紹介してくれたりして、どんどん輪が広がった。撮影はたったの5日、完成したのは30日目前だった。「(思ったことが)実現できたことに本当に驚いた!」彼らは笑う。

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株式会社ハイパーハイパー代表取締役社長・原宿神宮前商店会副会長
早川千秋氏

裏原宿というエリアは、実は古くから住んでいる人が多いのだと早川氏は言う。住民が、そこで商店を営んだり、一階を貸して二階に住んでいたりする。商店会に協力的な人たちが多く、普段から顔の見える付き合いをしているので、地域一丸となって原宿をPRしていこうという想いは強い。今回のプロジェクトでは、商店会を巻き込み、そのネットワークを活用したところも成功のカギといえるのではないか。

日本を訪れる海外からの観光客は円安効果もあり急増中、東京オリンピックに向けて更に加速することが予想される。しかし日本の観光インフラはまだまだ不十分だ。原宿にしても、外国人観光客が溢れているのに観光案内所が一つもない。やるべきことは山ほどある。

松嶋氏を筆頭とする原宿を盛り上げようという集団と地元商店街は、今後も愛する原宿を世界に発信していくため、第二弾、第三弾のプロジェクトを検討中だ。東京オリンピックまであと6年。「軸足を海外に向けて、伝わりきっていないものを伝えていきたい。」若きクリエイターたちの夢は膨らむ。

これからも原宿から世界に“happy”を届けるために。

 

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【プロフィール・Aya】

普段は某商社で働き、余暇に取材をするOLライター。ジャンルは問わず、知りたい、伝えたいという気持ちを大切に、とにかく現場へ足を運びます。

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